押麦ごはん、わかめの味噌汁、焼き鮭、オクラとめかぶの小鉢の水彩イラスト

デトックスと聞くと、何を思い浮かべますか?

よくイメージされるのは、こんなものかと思います。

  • ファスティング(断食)
  • ハーブティー
  • デトックスサプリ

こういうものをすると、デトックスができる。
そう思われがちです。

でも実は…
それよりも大事なことがあります。

今日は、デトックスをするなら、まず押さえておきたいポイントをお伝えします。

デトックスの主役は、肝臓

体には、負担になるものを外に出すしくみがあります。

たとえば、こんなものです。

  • お酒、薬
  • 農薬、添加物、毒物
  • 体の中でできる老廃物

こうしたものは、大きく2つに分かれます。

  • 水に溶けやすいもの:尿や汗で、割と簡単に出ていく
  • 脂に溶けやすいもの:脂肪などに溜まっていて、出にくい

やっかいなのは、脂に溶けやすいほうです。

この溜まったものを出す主役が、肝臓です。
肝臓が、脂に溶けているものを、出せる形に変えていきます。

解毒の3段階

体は、3つのステップを踏んで、不要物を片づけています。

  • ①形を変える:脂に溶けている毒を、酵素の力で処理しやすい形にする
  • ②水に溶ける形にする:別の物質をくっつける
  • ③外に出す:腎臓から尿へ。または、胆汁に乗せて腸へ出し、便で外へ

胆汁(たんじゅう)は、肝臓で作られる消化液です。
油の消化を助けるだけでなく、肝臓が処理したものを腸へ運ぶ通り道にもなっています。

押入れの片づけにたとえてみますね。

  • ①押入れから出す:まず、中のものを出す
  • ②袋に詰める:燃えるゴミ、燃えないゴミ、缶、瓶。種類に合わせて袋を分ける
  • ③外に出す:外のゴミ捨て場へ持っていく

体も同じです。
形を変えて、水に溶ける形にして、体の外に出す。

「押入れから出す、袋に詰める、外に出す」

解毒の3段階:押入れから出す、袋に詰める、外に出す

外に出せないと、どうなるか

この3つの中で、いちばん欠かせないのはどれだと思いますか?

  • 押入れから出すこと
  • 袋に詰めること
  • 外に出すこと

答えは、外に出すことです。

ゴミが出せなければ、家の中はゴミ袋でパンパンになっていきます。
そのうち、ゴミ屋敷になってしまう。

片づけのかなめは、ゴミをスムーズに外に出すことです。

体でいえば、このゴミ出しにあたるのが便。
毒素の大部分は、便として体の外に出ていきます。

だから、便を出すこと。
出口から考える、ということですね。

でも、その前に…
そもそも、片づけをする力がなければ、何も始まりません。

デトックスをしたかったら、まずは出せる体にする

デトックスをしたいときは、整える順番があります。

  • ①ちゃんと食べる
  • ②便を出す
  • ③デトックスは、そのあと

出せる体にするために、最初に来るのが、ちゃんと食べること。
意外に思われるかもしれません。

大掃除、つまり解毒には、かなりのエネルギーと栄養素が要ります。

人も、大掃除をするときには、元気や体力、気力が要りますよね。
体も同じです。

その元気や体力のもとになるのが、食事。
しっかり食べることが、出発点です。

何を食べるか

最初は、炭水化物です。
カロリーを、良い炭水化物からしっかり確保する。

  • 良い炭水化物:加工の少ないもの。代表がごはん
  • 控えたい炭水化物:精製度の高いもの。砂糖、お菓子、菓子パンなどの加工食品

そして、体の中を掃除するための道具として…
次の3つの不足をなくすこと。

  • タンパク質
  • ミネラル
  • ビタミン

これで、体の元気を取り戻しましょう。
デトックスは、それからです。

整える順番:食べてエネルギーを作る、便を出す、そのうえでデトックス

便をしっかり出す

食事でできることが、もうひとつあります。
便をしっかり出すことです。

そのために要るのが、食物繊維です。
野菜など、植物性の食べ物から摂れます。

特に役に立つのは、水溶性(水に溶けるタイプ)の食物繊維です。

  • 海藻
  • 押麦
  • ぬるぬる、ねばねばした食材:オクラ、なめこ、めかぶ

最後に

デトックスで一番大事なことは、何か。

  • ちゃんと食べて、栄養を満たしておくこと
  • そのうえで、便を出すこと

安易にファスティングを繰り返していると…
かえって体から元気や気力がなくなって、デトックスしにくい体になってしまいます。

気をつけてくださいね。

胆汁については、以前の記事で詳しく書いています。